双子で「創造性への自信」を測るしくみ

創造性とは一般に、まわりの求めや困りごとに応じて、新しくて役に立つアイデアを生み出す力のことです。
今回の研究では、これを「芸術の創造性」と「日常の創造性」の2つに分けて考えました。
芸術の創造性は、絵や音楽、演技のように、表現や美しさに関わるものです。
日常の創造性は、壊れた物をあり合わせで直したり、込み入った人付き合いを切り抜けたりと、毎日の困りごとの解決策を見つける力です。
ただし今回調べたのは実際の創造力ではなく、「自分はどれくらい創造的か」という本人の見方、つまり創造性への自信です。
以前ナゾロジーではこういう記事も紹介しています(ADHDの人の創造性が高い理由は「注意散漫」にこそあった)
この自信は、創造的なことに挑戦するか、難しい壁にぶつかっても粘るかを左右する心の特徴だとされています。
そこで使われたのが、双子を比べる「双子研究」です。
一卵性の双子はDNAをすべて共有し、二卵性の双子はおよそ半分を共有しています。
両者の似かたを比べると、ある特徴の個人差に遺伝と環境がどれくらい関わっているかを見積もれるのです。
環境はさらに、同じ家で育つといった「きょうだいが共有する環境」と、それぞれの友人関係や恩師、趣味のような「共有しない環境」に分けられます。
これまでの双子研究では、自分で答えた創造性に遺伝がほどほどに関わり、共有する環境の影響は小さいという結果がよく見られてきました。
ただし数字は測り方や調べた集団によってばらつき、南米の人々はまだ調べられていませんでした。
チームが協力を得たのは、ブラジルの双子196人(98組)です。
内訳は一卵性が79組、二卵性が19組で、参加者は女性が多く、若い大人で、中流層の人が中心でした。
参加者は、自分の芸術の創造性と日常の創造性を、それぞれ0〜10の11段階で1問ずつ採点しました。




















