非接触型空気フィルターで人が密集していても気にならない!
Zoneに備わっている2つ目のフィルターは、「空気清浄フィルター」です。
開発段階では、口に咥えるマウスピース型フィルターなども考案されていました。
しかしこれでは着用時に不快感を与えてしまいます。
そのため最終的には、非接触型シールドが採用されることに。
ヘッドフォンのイヤーカップから伸びたシールドが、顔や口に接触することなく、きれいな空気を供給してくれるのです。
このきれいな空気はイヤーカップ内のコンプレッサーによってつくられるようです。
イヤーカップには2層のフィルター(静電フィルター、活性炭フィルター)と小型エアポンプが内蔵されており、外部の空気を吸い込んだ後、花粉やウイルス、また汚染物質を取り除いてくれるのです。
ダイソンによると、「0.1μmの微粒子をカットできる」とのこと。
またテストでは、2種類のウイルス(バクテリオファージMS2とH1N1型インフルエンザ)をカットすることにも成功しました。
とはいえ、SARS‑CoV‑2などのコロナウイルスではテストされていないようです。
さて、2つのフィルターが合わさった空気清浄ヘッドフォン「Zone」は、私たちの肺と耳に侵入してくる「ノイズ」を取り除いてくれます。
多くの人にとって想定外の組み合わせかもしれませんが、電車やバス、人が密集している建物内では、確かにこの2つのフィルターが重宝されるでしょう。
Zoneは2022年の秋から一部の地域で販売される予定です。
現時点で日本での展開有無・時期は未定ですが、気になる方はチェックしてみると良いでしょう。
ノイズの多い現代社会から、私たちをクリアに保ってくれるかもしれません。