キノコに電極を刺して電気活動を観測する

私たちの脳はニューロンが結びついたネットワークで構成されており、ネットワーク内部に走る電流の無数のパターンによって、意識や思考がうまれます。
またネットワークを物理的に再編することによって新しい情報の「記憶」や「学習」が可能になります。
しかし一部の菌類では、ニューロンなどの神経細胞が存在しないにもかかわらず、記憶や学習、迷路の攻略、最適な経路の選定、数学的な演算能力など、高度な情報処理を行えることが知られています。
脳がない菌類が、これら複雑な情報処理能力を如何にして実現しているかは、いまだ多くが解明されていません。
ですが近年の研究により、菌類の内部で活発な電気活動が行われていることが判ってきました。
たとえば木材を栄養源とする菌類に木製のブロックを与えた場合、電気信号の増大が起こることが知られています。
このことから、菌類が電気的な「言語」のようなものを使って、栄養源などにかかわる情報を体内の細胞間ネットワークで処理している可能性が示されます。

そこで今回、西イングランド大学の研究者は4種類の菌類の電気活動を測定し、活動パターンの数学的及び言語学的な分析を行うことにしました。
すると意外な結果が現れます。
菌類の「言語」は人類の言葉とよく似ていたのです。
























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