リコピンを練り込むだけで本当に発電効率が3~4%増加した
リコピンを加えてることで本当にソーラーパネルの劣化を防げるのか?
実験を行った結果は非常に有望でした。
リコピンはペロブスカイトソーラーパネルの内部でも期待通りの抗酸化能力を発揮し、パネルの酸化を抑えて安定性の増加に役立っていたことが判明します。
さらにパネルの結晶構造内部で電流の邪魔となっていた微小粒子を減らすことで、電気の流れを改善しており、最終的には光から電力への変換効率を3~4%向上させることが示されました。
トマトリコピンをソーラーパネルに練り込むというと冗談のようにも聞こえますが、天然由来の低コストの添加材でソーラーパネルの性能を上げられるのならば、非常にお得と言えるでしょう。
太陽光発電は地球温暖化防止の切り札的な存在であり、現在世界各地でさまざまな研究が続けられています。
しかし人間のお肌とソーラーパネルをリコピンで繋ぐという発想は極めて斬新だと言えます。
もしかしたら未来の世界では、トマトはソーラーパネルの効率を維持するための工業用植物になっているかもしれませんね。