近視は成長期に発症しやすく、一生涯続く
現在、世界人口の4分の1が近視だと言われています。
そして2050年までには世界人口の約半数が近視になるとも予想されています。
近視の発症には遺伝が関係しますが、それだけではこの爆発的な増加を説明できません。
そのため多くの科学者たちは、近視の原因が環境にあることを認めています。
勉強や娯楽、日常生活のほとんどでスマホやタブレット、パソコンなどを使用し、近くを見続けていることが原因なのです。
そしてこれらの悪影響を強く受けるのは子供たちです。
なぜなら近視は子供時代に始まることが多く、一旦近視になると、その後視力が回復することはほとんどないからです。
子供のころに目が悪くなりやすいのは、眼球の成長と関係があると考えられています。
特に12歳までの眼球の成長は著しく、その期間で近くばかり見ていると、眼球が前後に長くなって戻らなくなります。
これによりピントがずれて、近視を発症するのです。
では、どうすれば子供時代の近視発症を防げるのでしょうか?