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キリスト教内で「神は男性じゃない」論争が巻き起こる。「神にもジェンダー・ニュートラルを」

2018.07.06 Friday

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時代の流れに抗えないのは、宗教も同じなのかもしれません。

キリスト教の一派である聖公会が現在、「神は男性ではない」ことを明確にするかどうかの議論を行っていると海外メディアWashington Postなどが報じています。

具体的には、信仰者に与えられる「祈祷書」中の「神を示す言葉」をジェンダー・ニュートラルな言葉で置き換えるかどうかや、また同性婚における儀礼を含めた祈祷書の変更についての討議も行われているとのこと。

キリスト教では神を男性代名詞の「He(彼)」や「Lord(主人)」と表現する習慣があります。それは絵画も同様で、神が男性であるような描かれ方はよく見受けられます。今回の動きは、現代のジェンダーに対する意識の変容が影響していると考えれます。

ある教会ではすでに、司祭が口頭で神について述べるときに男性代名詞を使わずに、「Ruler(統治者)」や「Creator(創造主)」などの特定の性別を連想しない言葉に変更しています。

しかし神学者の中には「祈祷書を変更するまでには至らない」と反論する人もおり、問題解決にはまだ時間がかかると見られます。

祈祷書の変更に賛成する神学校で教鞭をとるウィル・ガフニー氏は、「男性の神がこの世界の創造者として君臨する限りは、問題は何も解決しないでしょう。私たちは神学的なモデルとして性的平等を唱えていますが、実際にはこの世で最も神聖なものとして男性である神様を拝めています」と語っています。

現代で大きく変容するジェンダーの意識が神にも適用されるとなれば、大きな時代の転換点になるかもしれません。

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via: DailyMail, washingtonpost / translated & text by ヨッシー

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