幽霊をみたことがありますか?
なんと、アメリカでは18%もの人が幽霊をみたことがあるのだとか。
多くの目撃例がある幽霊ですが、その姿に決まった形はありません。昔生きていた人の姿で現れる場合もあれば、ポルター・ガイスト現象のような形で私たちを怖がらせる場合もあります。
どうしてこのような違いがあるのでしょうか? また、本当に幽霊がみえやすい人はいるのでしょうか? どうやらその答えは、私たちが信じる「宗教」が握っているようです。
恐怖緩和剤としての宗教
宗教が「恐怖を和らげるもの」として発展したとする説があります。それは私たちにとって最も身近な、「死への恐怖」を取り除くために使われてきたというのです。
実際に、ほとんど全ての宗教には死後の世界についての説明があります。そこでは「死」=「終わり」ではないため、信心深い人は、ふつうの人と比べると死を恐れていません。
たとえば、仏教徒やヒンドゥー教徒は輪廻転生を信じています。そこでは、人が輪廻転生を繰り返すことで、いずれ永久の魂をもつとされています。
宗教を信じている人々は、自分がやるべきことと、そうでないことが何なのかをハッキリさせています。はっきりとしたルールに従い、自分をコントロールすることで「深い深い眠り」についた後のことを考えているのです。