便秘を解消する最適な方法とは?
その3:腸を癒すアブラナ科の野菜「ブロッコリー」
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ブロッコリーはぜひとも食べておきたい野菜の一つです。
ブロッコリーは食物繊維のスーパースターであり、1カップあたり約5gの食物繊維を含んでいます。
また「スルフォラファン」と呼ばれる成分を含み、腸内の有害な細菌を減らして消化を促進する働きがあります。
冷凍のブロッコリーも良い選択肢ですが、新鮮なものもほとんどのスーパーやファーマーズマーケットで手に入ります。
ブロッコリーを美味しく食べる簡単レシプ
・ローストブロッコリー :ブロッコリーの小房をオリーブオイルと絡め、カリッとするまでロースト。
・ブロッコリースープ :蒸したブロッコリーを野菜ブイヨンとブレンドし、温かいスープに。
・炒めブロッコリー :ニンニク、ごま油、少量の醤油と一緒に炒めて、手軽な副菜に。
その4:小さくても強力な食物繊維ブースター「グリーンピース」
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グリーンピースは小さな豆ですが、食物繊維を豊富に含んでいます。
調理済みのグリーンピース1カップには最大約9gの食物繊維が含まれ、消化を助ける最良の植物性食品の一つとされています。
またレジスタントスターチ(難消化性でんぷん)を含んでおり、腸内の善玉菌を養い、便の状態を改善する働きがあります。
さらに、グリーンピースはタンパク質の良い供給源でもあり、スープやシチュー、サラダなどさまざまな料理に簡単に加えられます。
缶詰のグリーンピースも使用できますが、塩分が加えられていないか確認しましょう。
グリーンピースを美味しく食べる簡単レシピ
・グリーンピースとミントのスープ :調理したグリーンピースを野菜ブイヨンと新鮮なミントとブレンドして、爽やかなスープに。
・グリーンピースとキヌアのサラダ :調理したグリーンピースをキヌア、レモン汁、オリーブオイルと和えて、食物繊維たっぷりの一品に。
・ニンニク炒めグリーンピース :グリーンピースを少量のオリーブオイルとニンニクで炒めて、簡単で美味しい副菜に。
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食物繊維はお通じを改善する重要な存在ですが、他方で、急激に食物繊維の摂取量を増やしたり、食物繊維ばかり食べるのはNGです。
腸が過剰に反応して逆効果になったり、オナラが多くなったりしてしまいます。
そこで食物繊維の摂取量は徐々に増やして、十分な水分も一緒に摂ることが大事です。
水がないと食物繊維は便をスムーズに移動させられません。
それから腸の働きを活発にする手助けのために、ウォーキングなどの適度な運動も大いに役立ちます。
また先に挙げた4つの野菜が苦手なら、他に
・ 全粒穀物(玄米、全粒パン)
・果物(ベリー類、リンゴ)
・豆類(レンズ豆、インゲン豆)
・ナッツや種子類(アーモンド、チアシード)
もオススメです。
食物繊維をバランスよく摂り、十分な水分と適度な運動を取り入れれば、便秘とオサラバできるかもしれません。