50億以上のヒトデを死に追いやった犯人を特定!なぜ発見が遅れたのか?
「ヒトデの体内液にVibrio pectenicidaが多い」というだけでは、犯人と断定できません。
そこで研究チームは、感染症の原因を証明するために分析しました。
まず、病気のヒマワリヒトデの体液からVibrio pectenicida FHCF-3株を純粋培養で取り出し、これを健康なヒトデに注射・曝露させました。
その結果、数日以内に健康だったヒトデが次々と「体表に傷ができ、腕が取れ、体が溶けていく」という壊死病の典型的な症状を発症。
こうして、Vibrio pectenicida FHCF-3株こそがヒトデ消耗病の直接的な原因であることが科学的に確定しました。
では、なぜ今までこの犯人が見つからなかったのでしょうか?
その理由は大きく二つあります。
第一に、Vibrio菌は死んだヒトデの中ではすぐに消えてしまうため、従来の「死骸調査」ではほとんど検出できませんでした。
ヒトデが死ぬと、体内や表面の環境が急激に変化(免疫が止まり他の微生物が一気に増加)するため、死後すぐに調べないと他の細菌たちに上書きされるのです。
第二に、Vibrio菌は普段は海に普通にいる細菌であり、「常在菌」としてあまり疑われていませんでした。
サンゴや貝、魚などでも一般的に見られており、普段は有機物分解や栄養循環を担う「海の生態系に必要な存在」です。
しかし、気温や水温の上昇、海の富栄養化、ヒトデ自体のストレスといった「環境の変化」が引き金となり、この細菌が急激に増殖することで、「大量死をもたらす病原体」に豹変していたのです。
この研究により、10年以上続くヒトデ消耗病の正体をようやく突き止めることができました。
今後は、原因菌の拡散状況や感染経路の把握、ヒトデ壊死病に強い個体の育成や再導入、沿岸生態系の復元や海洋環境の管理 など、科学的根拠に基づいた対策や回復プロジェクトを本格的に始動させる必要があります。
ヒトデの大量死は海の表面下で進行する「静かな危機」でしたが、今回の発見によって、私たちが再び海の森や豊かな生態系を取り戻すための新しい希望が生まれています。
現在、シアトル水族館などではニチリンヒトデの繁殖や再導入計画も始まっており、回復への第一歩が踏み出されています。























![ラボン(Lavons) 柔軟剤 特大 シャイニームーン[フローラルグリーン] 詰め替え 3倍サイズ 1440ml](https://m.media-amazon.com/images/I/41ze0Blp9fL._SL500_.jpg)


![ラボン(Lavons) 柔軟剤 特大 ラグジュアリーリラックス [アンバーウッディ] 詰め替え 3倍サイズ 1440ml](https://m.media-amazon.com/images/I/51Zp8NVKaAL._SL500_.jpg)
![シルバーバック【カンタン!たのしい!水の生きもの砂絵セット】 幼稚園 小学校 入園 入学 お祝い プレゼント 準備 ([バラエティ])](https://m.media-amazon.com/images/I/515gZ4F-QYL._SL500_.jpg)























この菌を素材にして、南洋のオニヒトデを選択的に殺傷する菌を作れないものでしょうか。
なんと死骸ではなく、“生きているヒトデ”を調べるという新しいアプローチをとったのです!
・・・小学生でもそれは思いつく。
日本では海洋資源を食い潰すとして駆除もされてるヒトデ。
ヒトデが減ることでウニが繁殖して海藻が食べられると言うのであれば、ウニ漁れば良いのでは。
異常に増殖したウニは、身がスカスカで売り物にならないのよ
コツコツ気長に、人手で潰していくくらいしか出来ないです。海の中で潰していけば、魚が中身を食べてくれるので
ウニの中で食用となる種は極一部に過ぎません。
海産物を良く食べる日本ですら、食用としているのはエゾバフンウニ、キタムラサキウニ、バフンウニ、ムラサキウニ、 アカウニ、シラヒゲウニの6種類に限られています。
ましてや米国では、上記の食用となるウニですら、日本食である寿司のネタとして使われている程度でしかなく、しかも寿司屋に寿司を食べに来るお客ですら「ウニは苦手」という人が多いそうです。
だからウニを獲ったところで誰も買いませんから、無駄骨になるだけです。
弱肉強食。これこそが自然なのではないでしょうか。
絶妙なバランスなんてものは自然界に存在していないです。
人が手を入れるのであればそれこそ自然破壊だと思います。
>Vibrio菌は普段は海に普通にいる細菌であり
日和見感染という事ですか。
ヒトデの免疫系が破壊されている?
ウニもこの病原菌の変異でいかれる可能性ある?