「疲労」ではなく「注意」が時間を歪めていた
研究結果にて、特に注目すべきなのは、心拍数と時間感覚のズレが一致していなかった点です。
走行中は心拍数が大きく上昇しましたが、後ろ歩きでは心拍数の上昇は比較的小さく抑えられていました。
それにもかかわらず、時間の過大評価の大きさは、両者でほぼ同じだったのです。
さらに、運動を伴わない二重課題条件でも、同程度の時間の歪みが生じていました。
これらの結果は、時間感覚のズレを、身体的なきつさや生理的変化だけで説明することはできず、認知的な要因が大きく関わっている可能性が高いことを示しています。
トレッドミルで走る、後ろ向きに歩く、複数の課題を同時にこなすといった状況では、身体の制御や課題処理に注意が割かれます。
その結果、時間を処理する際の注意の使われ方が変化し、刺激の持続時間が長く知覚されたのかもしれません。
また重要なのは、判断の精度が低下していなかった点です。
参加者は、時間をいい加減に判断していたわけではありません。
むしろ、一定のズレを保ったまま、安定して時間を判断していました。
これは、知覚そのものが系統的に歪んでいたことを示しています。
研究者たちは、「運動中に観察される時間感覚の変化を、生理的な影響だけに結びつけて解釈するのは慎重であるべきだ」と結論付けています。
今後は、走る以外の運動や、視覚以外の感覚、さらにはより長い時間スケールでも同様の現象が起こるのかを調べる必要があるとしています。
私たちが感じる「時間」は、時計の針だけで決まっているわけではありません。
身体をどう動かし、どこに注意を向けているかによって、常に変化しているのです。

























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