遊び場だった洞窟が歴史の舞台だった
その洞窟は、テネシー州スウィートウォーター近郊にある巨大な洞窟群「クレイグヘッド洞窟」です。
この洞窟は1905年以前から知られており、19世紀初頭にはチェロキー族の人々が避難場所として利用していました。
洞窟の奥には「評議の間」と呼ばれる空間があり、土器や装身具、矢じりなどの遺物が見つかっています。
さらに1800年代になると、ヨーロッパ系の入植者たちがこの洞窟を発見し、年間を通して涼しい環境を利用してジャガイモなどの野菜を保存していました。
南北戦争の時代には、南軍兵士が洞窟内の鉱物を火薬の原料として使っていたことも分かっています。
洞窟の壁には「1863」という数字が焼き付けられており、炭素年代測定から、その年に刻まれた可能性が高いとされています。
さらに時代をさかのぼると、約2万年前には更新世の巨大なジャガーが洞窟内に迷い込み、脱出を試みる途中で裂け目に落ちて命を落とした痕跡も残されています。
つまりこの洞窟は、人類史と自然史が幾層にも重なった場所だったのです。


























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