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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
paleontology

Tレックスの成長期は40歳まであったと判明

2026.01.15 21:00:39 Thursday

ティラノサウルス・レックスは、短期間で一気に巨大化する“恐竜界の怪物”として描かれることが多い存在です。

しかし米オクラホマ州立大学保健科学センター(OSU-CHS)の最新研究により、このイメージを大きく覆す事実が明らかになりました。

Tレックスは成体になるまでに約40年を要し、これまで考えられていたよりも、はるかにゆっくりと成長していた可能性が示されたのです。

研究の詳細は2026年1月14日付で学術誌『PeerJ』に掲載されています。

T. rex grew up slowly: New study reveals ‘king of dinosaurs’ kept growing until age 40 https://phys.org/news/2026-01-rex-grew-slowly-reveals-king.html
Prolonged growth and extended subadult development in the Tyrannosaurus rex species complex revealed by expanded histological sampling and statistical modeling https://doi.org/10.7717/peerj.20469

骨の「年輪」が語る、40年成長説

恐竜の年齢や成長速度を推定する際、研究者たちは化石化した骨の内部に残る「成長線」を利用します。

これは木の年輪と似た構造で、1年ごとに形成されると考えられています。

従来の研究では、この成長線の数を数えることで、Tレックスはおよそ25歳前後で成長を終えると推定されてきました。

ところが今回の研究では、初期の幼体から巨大な成体までを含む17体の標本を対象に、より精密な解析が行われました。

研究チームは、通常の観察方法では見えにくい成長線を検出するため、円偏光や交差偏光といった特殊な光を用いて骨の断面を観察しました。

その結果、これまで見落とされていた成長線が多数確認され、Tレックスの成長期間は約40年に及ぶ可能性が高いと結論づけられました。

完全に成長した個体の体重はおよそ8トンに達すると推定されており、Tレックスは長い年月をかけて、ゆっくりと“王の体格”を完成させていたことになります。

次ページゆっくり育つ王が示す新たな生態像

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