「ミニ肝臓」の機能がマウスで8週間続く!その先に見える未来とは?
研究では、この移植組織が少なくとも8週間にわたって体内に維持され、ヒトアルブミンの分泌も続いたことが確認されました。
これは、移植した肝細胞が短期間で消えてしまったのではなく、一定期間にわたって機能を保っていたことを示します。
しかも、超音波を使えば注射した組織の位置を外から追跡できるため、切開せずに状態を見守れる点も大きな利点です。
さらに研究チームは、ハイドロゲル製の微小球の分解されやすさを調整すると、移植後のふるまいも変わることを示しました。
分解が進みやすいタイプでは、足場の再構築がより進み、血管の通り道も大きく発達する傾向が見られました。
そしてその条件では、血中ヒトアルブミンの値もより高くなりました。
つまりこの技術は、ただ細胞を置くための容器ではなく、材料の性質を調整することで移植組織の育ち方や働き方を変えられる可能性があるのです。
もちろん、これはまだマウスで行われた段階の研究です。
人で実用化するには、安全性の確認や、より大きな組織を安定して作る方法の検討が欠かせません。
また、他人由来の細胞を使う場合には免疫拒絶の問題もあります。
そのため研究チームは、患者自身の細胞から作る肝細胞や、免疫系に見つかりにくい「ステルス型の肝細胞」の可能性も探っています。
ただし、こうした細胞技術にも、成熟度や安全性など今後詰めるべき課題があります。
それでも、この研究が示した意味は小さくありません。
将来的には、大がかりな移植手術だけに頼るのではなく、注射によって体内に補助的な肝組織を加え、機能を支えるという選択肢が生まれるかもしれないからです。
移植そのものの代わりになる場合もあれば、ドナーが見つかるまで患者を支える橋渡し治療になる可能性もあります。
肝臓を丸ごと取り替えるのではなく、体の中に小さな助っ人「ミニ肝臓」を作る。
そんな発想が、移植を待つ多くの人に新しい希望をもたらそうとしています。
























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内容はさておき、集合体恐怖症なので記事サムネイルに細胞の様子みたいな画像を使わないでもらえると嬉しい…
IPSからの肝細胞の出番じゃ!
肝臓はアルブミンを分泌するだけではなく、胃や腸で分解、吸収された栄養素を利用しやすい物質にして貯蔵したり、グリコーゲンの形でエネルギーを貯蔵したり、コレステロールを合成したり、有害物質を分解・解毒したり、蛋白質が分解された際に発生する有害なアンモニアを毒性の低い尿素に変えたり、古くなった赤血球を破壊したり、等々実に多様な働きをしています。
記事では、ミニ肝臓がちゃんと働いているかどうかをアルブミンの分泌に関してのみでしか確認していないような書き方をしていますが、他の働きも正常に機能しているのかどうかについても書いておいて欲しかった。
あと、肝臓の重要な働きの一つに「胆汁の分泌」がありますが、こればかりは十二指腸に繋がっていないミニ肝臓では役割を果たす事が出来ません。
がん細胞とかが腫瘍を作る仕組みをコピーして体内にそれらで腫瘍作らせるとか出来ると捗りそうですね。
肝臓は胆汁も作ってるけど、外分泌機能はどうなってるんだろう
肝臓に直接注入してキメラ臓器にできたら一番いいんだけどなぁ。
記事には
>肝臓そのものが硬く傷んでいる患者では、もともとの肝臓の中に新しい細胞を定着させるのは簡単ではありません。
とあります。
肝硬変などでは肝臓自体が萎縮して固くなり、その結果、肝臓内の血管が圧迫されて血流が悪くなりますから、もし仮にキメラ臓器にする事が出来たとしても萎縮したままである以上、血流が回復するわけではないため、直接注入した細胞も酸素と栄養の不足で機能せず、肝機能は回復しないおそれが高いと思われます。