献血をしていると「血液の質」が変わる?
私たちの血液は、骨髄にある血液幹細胞によって常に新しく作られています。
血液を失うと、体はその分を補うために新しい血液細胞を作り出します。
実はこの過程で、血液の質が遺伝子レベルでわずかながら変化することがあるのです。

今回の研究では、生涯で100回以上献血した217名の男性と、10回未満しか献血していない212名の男性の血液を比較しました。
その結果、頻繁に献血を行う人の血液幹細胞に特定の遺伝的変化が生じていることがわかったのです。
なぜこのような変化が起こるのか?
そしてどのような変化を起こしていたのか?
研究者たちは、この疑問に答えるために詳しく調査を行いました。