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Credit: canva
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認知症を防ぐ「脳のストレッチ法」とは?

2026.03.12 07:00:30 Thursday

「脳を鍛えると認知症を防げる」とよく言われます。

では、その方法は何なのでしょう?

クロスワードパズルや計算ドリルを毎日続けることだと思う人も多いかもしれません。

しかし近年の研究では、脳の健康にとって本当に重要なのは、特定のトレーニングを繰り返すことよりも「脳をさまざまな方向に伸ばすような活動」を続けることだと考えられています。

この考え方は、研究者の間で「脳をストレッチする」という表現で説明されることもあります。

つまり、一つの能力だけを鍛えるのではなく、多様な知的経験を通して脳全体を活発に働かせることが重要だというのです。

では、脳をストレッチするとは具体的にどのようなことなのでしょうか。そして本当に認知症のリスクを下げる可能性があるのでしょうか。

 

Brain ‘Stretching’ Is The Secret to Protecting Your Mind From Dementia https://www.sciencealert.com/brain-stretching-is-the-secret-to-protecting-your-mind-from-dementia

パズルだけでは足りない?脳を「広く使う」ことが重要

「脳トレ」と聞くと、クロスワードや数独のようなパズルを思い浮かべる人が多いでしょう。

確かにそれらは脳を使う活動ですが、同じことばかり続けていると、その課題自体が上達するだけにとどまる可能性があります。

近年の研究では、脳にとって重要なのは「多様な知的刺激」を受けることだと指摘されています。

読書や文章を書くこと、新しい言語を学ぶこと、チェスをすること、パズルを解くこと、美術館を訪れることなど、さまざまな知的活動が脳の働きを刺激します。

他にも、

・歴史・科学など、興味のある新しい分野を学ぶ

・楽器を演奏する

・歌う

・絵を描く

・バードウォッチング

・手芸・工作

・講演会や展示を見に行く

・天体観測

・ガーデニング

など多岐にわたります。

こうした活動を子どもの頃から高齢期まで続けることが、認知機能の健康に関係している可能性があるのです。

米ラッシュ大学医療センター(Rush University Medical Center)の神経心理学研究チームは、この問題を詳しく調査。

研究では、53歳から100歳までの約2000人の高齢者を対象に、生涯にわたる学習や知的活動の習慣を調査し、8年間にわたり追跡しました。

参加者には、教育歴や趣味、知的活動などについて質問し、さらに神経心理学的なテストも実施されています。

その結果、生涯にわたって知的活動が多かった人ほど、アルツハイマー病を発症する時期が平均して約5年遅かったことが報告されました。

また、中年期以降も精神的に活発だった人ほど、認知機能の低下がゆるやかである傾向も見られました。

チームは、こうした活動について「脳や思考をストレッチするようなもの」と説明しています。

さまざまな認知機能を使うことで、脳の複数のシステムが働くようになるためです。

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