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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
paleontology

Tレックスの前時代にいた「巨大肉食竜」の化石を発見 (2/2)

2026.03.13 12:00:12 Friday

前ページ7400万年前の北米にいた巨大ティラノサウルス

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ティラノサウルスの起源をめぐる謎にも影響

研究者たちは、この骨の形状にも注目しました。

骨の軸はまっすぐで非常に頑丈であり、足首側の端が広い三角形状になっています。これはティラノサウルスの脛骨とよく似た特徴です。

同じ地層からは、別のティラノサウルス科恐竜、ビスタヒエヴェルソル(Bistahieversor)の化石も知られていますが、この恐竜は今回の個体よりもかなり小型でした。

また骨の形状も一致しません。

そのためチームは、この巨大恐竜がティラノサウルスにより近い系統の恐竜である可能性が高いと考えています。

さらに、この恐竜はティラノサウルス族(Tyrannosaurini)と呼ばれるグループの初期メンバーである可能性もあります。

この発見は、長年議論されてきたティラノサウルスの起源にも関係してきます。

一部の研究者は、ティラノサウルス類はアジアで誕生したと考えています。

一方で、北米、特に当時の西部大陸ララミディア(Laramidia)南部で進化したとする説もあります。

今回の巨大ティラノサウルスは、地質学的に非常に古い時代に北米で存在していた大型個体であるため、後者の「北米南部起源説」とも整合的だと研究者は指摘しています。

ただし現時点で見つかっている化石は、たった1本の骨だけです。そのため、この恐竜が新種なのか、どの種に属するのかはまだ確定していません。

研究者たちは、歯や骨、あるいは理想的にはまとまった骨格化石が見つかることで、この恐竜の正体がより明らかになると期待しています。

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