一番安全なのは「絵文字を使わない」ことだった
対面での会話では、私たちは言葉以外にも多くの情報を受け取っています。
相手の表情、声のトーン、ちょっとした間の取り方など、こうした「非言語的な手がかり」が、発言の意味や意図を補っています。
しかし、メールやチャットといったテキスト中心のコミュニケーションでは、それらがほとんど失われてしまいます。
その穴を埋めるものとして広く使われているのが「絵文字」です。
絵文字は感情やニュアンスを補う便利な手段と考えられてきました。
しかし、職場というフォーマルな環境でも同じように機能するのかは、これまで十分に検証されていませんでした。
そこで研究チームは、「絵文字が職場での印象にどのような影響を与えるのか」を明らかにするため、実験を行いました。
実験には243人の参加者が集められ、仮想の職場チャットを読んでもらいました。
提示されたメッセージは、3つの要素を組み合わせて作られています。
まず「文章の内容」は、ポジティブな報告、中立的な連絡、ネガティブなトラブル報告の3種類です。
次に「絵文字」は、笑顔😀、怒った顔😠、あるいは絵文字なしです。
さらに「送信者の性別」も設定され、男性か女性かが明示されました。
参加者はそれぞれのメッセージを読んだ後、その送り手がどれくらい「有能そうか」、そしてそのメッセージが職場でどれくらい「適切か」を評価しました。
その結果、いくつかのはっきりとした傾向が見えてきました。
まず重要なのは、「絵文字なし」は多くの場面で安全な選択だったことです。
特に職場らしい適切さの評価では、絵文字なしのメッセージや、文脈に合ったポジティブな絵文字を添えたメッセージが高く評価されました。
一方で、ネガティブな絵文字は全体的に評価を下げる傾向がありました。
さらに、単に「どの絵文字を使ったか」だけでなく、文章の内容と絵文字の感情が合っているかどうかも評価を左右していました。
では、私たちは職場における絵文字をどう扱っていくべきでしょうか。より詳細な結果から考えていきましょう。


























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