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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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「アマゾンの幽霊犬」を固定カメラで撮影に成功 (2/2)

2026.06.11 12:00:28 Thursday

前ページ幻の「幽霊犬」をカメラトラップで追いかける

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幽霊犬は夜ではなく、昼の森を歩いていた

今回の研究で特に興味深いのは、コミミイヌが予想以上に多く森の中で生き残っている可能性が示された点です。

これまで、この動物は非常に希少で、ほとんど見つからない存在だと考えられてきました。

しかしカメラトラップの記録から、チームはコミミイヌの密度を100平方キロメートルあたり約15個体と推定しています。

これは決して「普通に見られる動物」という意味ではありません。

それでも、研究者たちが以前に恐れていたほど極端に少ないわけではない可能性を示しています。

相対的な多さで見ると、コミミイヌはジャガーのような大型肉食動物よりは多く、オセロットのような中型肉食動物よりは少ないと考えられました。

つまり、幽霊のように消えてしまった動物ではなく、人間の目が届かない深い森の中で、ひそかに暮らし続けていたのです。

【カメラに映ったコミミイヌの映像はこちらの記事内にあります】

また活動時間についても、新しい発見がありました。

謎めいた肉食動物と聞くと、夜に活動するイメージを持つかもしれません。

しかしコミミイヌは主に昼行性で、特に午前6時から正午ごろにかけて活動が活発になることがわかりました。

夜の闇に紛れるのではなく、彼らは日中の密林を静かに移動していたのです。

さらに研究では、コミミイヌが川から離れた高地林を強く好むことも示されました。

これは、彼らが開けた場所や人間活動の影響を受けた土地ではなく、連続した手つかずの森林に依存する「森林専門種」であることを意味します。

実際、コミミイヌの相対的な多さは、保護されていない地域よりも、国立保護区や保護区と重なる先住民の領域で高い傾向がありました。

つまり、幽霊犬を守るために必要なのは、犬そのものを探し回ることだけではありません。

彼らが隠れ、歩き、餌を探す森そのものを守ることが、最も重要なのです。

今回の研究は、カメラトラップという静かな“観察者”が、長年謎に包まれてきたアマゾンの幽霊犬の姿を明らかにした例です。

人間の前には現れない動物でも、森の中では確かに生きています。

そしてその未来は、私たちがアマゾンの深い森をどこまで残せるかにかかっているのです。

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