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計画的殺人犯の脳では扁桃体が小さい / Credit:Canva
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「計画的な殺人」は扁桃体の体積減少と関連していた (2/2)

2026.07.02 06:30:57 Thursday

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「冷静に計画された殺人」ほど扁桃体が小さかった

今回の研究で特に注目されるのは、殺人者を「計画的だった群」と「主に衝動的だった群」に分けた分析です。

その結果、計画的に殺人を行った人では、衝動的に殺人を行った人に比べて、扁桃体の体積が14.3%小さいことが示されました。

扁桃体は、恐怖や罰を学習し、危険な行動を避けるための感情的ブレーキに関わると考えられています。

そのため、扁桃体の体積低下は、危険や罰を予測して行動を止める仕組みの弱さと関係している可能性があります。

また、殺人者群の中では、サイコパシー傾向が高い人ほど左右の扁桃体体積が小さく、特に冷淡さ、感情の浅さ、後悔の乏しさといった感情面の特徴との関連が強く見られました。

さらに重要なのは、殺人者群と対照群の扁桃体の差は、サイコパシー傾向を統計的に調整すると消えたことです。

つまり今回の結果は、殺人者群に見られた扁桃体の小ささが、サイコパシー傾向によってかなり説明できることを示しています。

ただし、これはあくまで集団レベルの関連であり、脳の体積だけで個人の行動を予測できるわけではありません。

また対象者は87名と比較的小規模で、中国・江蘇省のサンプルであるため、他国や他文化の集団にそのまま一般化するには慎重さが必要です。

それでもこの研究は、計画的な暴力の背後に、感情や罰への反応に関わる脳の構造差が関係している可能性を示しました。

神経科学と法科学の両方に重要な手がかりを与えたのです。

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