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ダークな性格な人ほど、ストレスに強い可能性 / Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
psychology

”性格が悪い人”ほどストレスに強い可能性

2026.07.08 06:30:32 Wednesday

嫌なほど自信満々な人や、妙に冷静で動じない人に出会ったことはないでしょうか。

そうした人たちは、周囲から見ると扱いにくい存在かもしれません。

米テキサス大学サンアントニオ校(UTSA)の研究によると、ナルシシズムやサイコパシーといった一部のダークな性格特性は、ストレス時の不安や心血管反応の小ささと関連していました。

この研究は2026年5月30日に『International Journal of Psychophysiology』で正式公開されています。

Some dark personality traits may help the body handle stress more easily, finds new study https://sciencex.com/news/2026-07-dark-personality-traits-body-stress.html
Examining the association between the dark triad personality traits and cardiovascular reactivity to acute psychological stress https://doi.org/10.1016/j.ijpsycho.2026.113420

「ダークな性格」はストレス反応にどう関係するのか?

心理学には、「ダークトライアド」と呼ばれる3つの性格特性があります。

それが、ナルシシズム、サイコパシー、マキャベリアニズムです。

ナルシシズムは、自分を特別だと感じやすく、称賛や優越感を求める傾向です。

サイコパシーは、感情の冷たさや衝動性、恐怖や罪悪感の感じにくさと関係します。

マキャベリアニズムは、他人を計算高く操作し、自分の利益を得ようとする傾向です。

いずれも対人関係では問題につながりやすい性格特性ですが、研究者たちは、こうした特性がストレスへの反応においては別の顔を持つ可能性に注目しました。

そこで研究チームは、心疾患のない18〜26歳の大学生139人を対象に実験を行いました。

参加者はまず、ダークトライアドの傾向を測る質問票に回答。

その後、安静状態で心拍数や血圧を測定し、続いてストレスを与えるための暗算課題に取り組みました。

この課題では、参加者は研究者に見られながら計算を行い、間違えると訂正されるなど、社会的評価を受ける状況に置かれました。

実験中には、収縮期血圧、拡張期血圧、平均動脈圧、心拍数が測定され、課題の前後には本人が感じたストレスや不安も確認されました。

その結果、ナルシシズムが高い人は不安や血圧反応が小さく、サイコパシーが高い人は主観的ストレスや心拍反応が小さい傾向を示しました。

一方、マキャベリアニズムは、主要な分析ではストレス反応と明確な関連を示しませんでした。

それぞれの反応について、より詳細な結果を次項で見ていきましょう。

次ページナルシズム・サイコパシー傾向の高い人は、ストレス課題での反応が異なる

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