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ダークな性格な人ほど、ストレスに強い可能性 / Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
psychology

”性格が悪い人”ほどストレスに強い可能性 (2/2)

2026.07.08 06:30:32 Wednesday

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ナルシズム・サイコパシー傾向の高い人は、ストレス課題での反応が異なる

詳しく見ると、ナルシシズムが高い人は、ストレス課題後に報告した不安が低く、さらに収縮期血圧と平均動脈圧の上昇も小さい傾向がありました。

収縮期血圧とは、いわゆる「上の血圧」です。

平均動脈圧は、心臓から送り出される血液の圧力を全体的に見る指標です。

つまりナルシシズム傾向の高い人は、評価される場面でも不安を感じにくく、血圧の上昇幅も比較的小さかった可能性があります。

理由の一つとして、ナルシシズム傾向の高い人は、評価場面を「脅威」ではなく「自分を示す場」と受け止めやすい可能性があります。

また、サイコパシーが高い人は、課題後に感じたストレスが低く、心拍数の上昇も小さい傾向がありました。

これは、サイコパシーが恐怖や不安の感じにくさ、情動反応の弱さと関係することを考えると理解しやすい結果です。

彼らは、プレッシャーがかかる場面でも、強い緊張や動揺が起こりにくいのかもしれません。

一方で、マキャベリアニズムは、少なくとも主要な分析では、ストレスや心血管反応と明確には結びつきませんでした。

同じダークトライアドでも、自信の強さや情動反応の弱さを含む特性と、計算高さを中心とする特性では、ストレスへの関わり方が異なるのかもしれません。

とはいえ、この研究には限界があります。

対象は心疾患のない若い大学生139人であり、実験も短時間の暗算課題に限られています。

また、心拍数や血圧の上昇が小さいことは、一見すると「ストレスに強い」ように見えますが、それが長期的に健康によい反応なのかは、この研究だけでは判断できません。

今後は、より幅広い年齢層や健康状態の人を対象に、日常生活のストレスや長期的な心血管リスクとの関係を調べる必要があります。

それでも今回の研究は、社会的には困った性格であっても、特定のストレス場面では動じにくさとして現れることを教えてくれました。

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