ここ十数年で「日本人の外向性」が低下していた
外向性とは、自分の関心やエネルギーを、内面よりも外の世界や他者に向ける傾向のことです。
外向性が高い人は、社交的で活動的、会話を好み、自分の意見を表に出しやすいとされています。
もちろん、外向性が高いことが「良い」、低いことが「悪い」という意味ではありません。
これはあくまで、性格を構成する主要な特徴のひとつです。
研究チームは今回、日本人を対象に外向性を測定した過去の研究を集め、時代とともに平均値がどう変化したのかを調査。
分析では、近年の日本国内研究でよく使われている「日本語版Ten Item Personality Inventory(TIPI-J)」という性格尺度に注目しています。
最終的に分析対象となったのは、2010年から2021年までに実施された48研究、75データポイント、合計4万8905人分のデータです。
そして、参加者の年齢や性別といった違いを統計的に考慮したうえで、外向性スコアの推移を調べました。
その結果、調査年が新しくなるほど、日本人の外向性スコアは低くなる傾向が確認されたのです。
つまり、「日本人は内向きになっている」という言説に、性格心理学のデータから一定の裏付けが与えられたことになります。
諸外国では、むしろ「外向性」が上昇傾向に
ここで気になるのは、「それはコロナ禍の影響ではないのか」という点です。
2020年以降は外出自粛や対面交流の減少が起こり、人々の行動や気分に大きな変化が生じました。
そのため、外向性が下がったように見えても、それはパンデミックによる一時的な影響かもしれません。
そこでチームは、2020年以降のデータを除き、2019年までのデータだけを使った分析も行いました。
すると、パンデミック前の期間に限定しても、外向性の低下傾向は確認されました。
このことから、日本人の外向性低下は、単にコロナ禍の外出自粛だけで説明できる現象ではない可能性があります。
また、この低下傾向は男性にも女性にも同じように見られました。
男性だけが内向的になった、あるいは女性だけに変化が起きた、という結果ではなかったのです。
さらに、学生のみ、成人のみの分析でも同様の傾向が確認されました。
十分なデータが集まらなかった高齢者層については慎重に見る必要がありますが、少なくとも若年層から成人層にかけて、外向性の低下は広く見られる可能性があります。

興味深いのは、この結果が海外の傾向とは逆向きである点です。
アメリカ、中国、オランダ、スウェーデンなどの先行研究では、外向性の平均値が時代とともに上昇していることが報告されています。
それに対して、日本では外向性の低下が示されたため、日本人の性格傾向は国際的に見ても特徴的な変化をたどっている可能性があります。
ただし、この研究だけで「なぜ日本人の外向性が下がったのか」までは分かりません。
スマホやSNS、経済不安、働き方、教育環境など、考えられる要因はさまざまですが、今回の分析は原因を特定するものではありません。
また、調べられた期間は2010年から2021年までの12年間に限られており、さらに長期的な変化については今後の検証が必要です。
それでも今回の研究は、これまで感覚的に語られてきた「日本人の内向き化」を、測定可能な性格特性として捉え直した点で重要です。
日本人の外向性低下は、単なる個人の性格の問題ではなく、社会の変化を映すひとつのサインなのかもしれません。





















そりゃ日本人は同じ日本人が大嫌いだからね。
今までは無理して付き合ってただけ。
経済的にグローバルとの格差が生まれ、そもそも留学できない層が増えるとルサンチマンで自己のアイデンティティを支えなきゃいけませんからね。2000年以降の褒める教育とやらで自尊心を肥大化させた世代には現実を直視するのが難しいのでしょう。これは教育虐待を受けた団塊ジュニア世代から上にも同じことが言える。日本の自己都合に過ぎない理屈を正当だとみなす言説が多くなったのも内向性の症状なんだろうな。
SNSの冷笑ってやつだろ?
日本人には、外向的=幼稚な刹那主義、内向的=大人、の価値観があるからね。外向性が高いと言われるのは侮辱に当たります。むしろ、海外の民の方がどんどん馬鹿に劣化していっていると感じている。
↑の価値観はだいぶ認知歪みやば。
そのコメントは、「外向的=幼稚」「内向的=大人」という極端な二分法は、個人の好悪や偏見が混ざった主観的な決めつけであり、日本社会の一般的な価値観や心理学の事実とは異なります。「おしゃべりで賑やかな人が苦手な人」が、自分の内向性を正当化するために作った極端なロジックである可能性が高いですってai所感に納得。
失われた30年で競争力低下し産業構造スカスカで人も煮凝りしか残らないとか負の循環すな。