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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
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標高7000m級で生きるネズミーー哺乳類の生存限界を大幅更新 (2/2)

2026.07.10 18:00:06 Friday

前ページ長距離ランナーのような筋肉を持っていた

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食べ物はどうやって手に入れているのか?

チームが予想していなかったのは、食物に関係する適応でした。

標高6000メートルを超える山頂には植物がほとんどなく、安定して手に入る食料もありません。

ネズミは岩に生える地衣類や、風で運ばれた種子、昆虫などを食べている可能性があります。

ゲノム解析では、高地の個体において、食物の代謝や植物由来の有害物質の解毒に関係する遺伝子に変化が見つかりました。

ただし、実際にどの食物をどれほど食べ、どの遺伝子がどの物質への耐性を生むのかは、まだ直接確認されていません。

そのため「有害な成分を含む可能性のある限られた食物を利用できることが、高地生活を支えた」という解釈は、今後検証すべき有力な仮説です。

これは簡単にいうと、食べ物がほとんどない高地では、普通の動物なら利用しない食物まで食べられる能力が、生存に役立っているかもしれないという意味です。

また、高地と低地の集団は完全に分断されておらず、標高の異なる集団間でも遺伝子の交流が続いていました。

それでも高地では、体温調節、エネルギー代謝、血管機能、食物への対応に関係する有利な変異が、自然選択によって残されてきたと考えられます。

今回の研究が描き出したのは、たった一つの「超高地遺伝子」ではありません。

寒さ、低酸素、飢え、不安定な食物という複数の圧力に対し、筋肉や脂肪、代謝、遺伝子が連携して変化した結果、小さなネズミは哺乳類の常識を超える場所に進出できたのです。

生命の限界は、私たちが地図の上に引いた線よりも、はるかに柔軟なのかもしれません。

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標高7000m級で生きるネズミーー哺乳類の生存限界を大幅更新 (2/2)のコメント

鈴木

血液が多血症となって粘っこくなると、小さな心臓には粘性抵抗がきつすぎるので、妥当な結果のようにみえます。むしろ、(高校で習った懐かしい)ヘモグロビン酸素解離曲線の形の方が気にかかります。

冬季に冬眠するのかとか、しっぽや耳が大きく寒冷地適応的なスタイルに見えないとか、保護色っぽい体色からみて天敵はいるのかとか 気になります。

    佐藤

    筋肉や発熱細胞が積極的に酸素消費をすることで、相対的に肺でのガス交換効率が上がったという解釈も出来ると思う。
    比較的低高度のグループとの遺伝子交配もされていたなら、そちらの身体的形質の影響もあっただろうし、【高高度に天敵がいるのか?】と言う事に直結はしないのでは?

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