5年以上培養したヒト「ミニ脳」はバラバラにしても過ごした時間を覚えていた
5年以上培養したヒト「ミニ脳」はバラバラにしても過ごした時間を覚えていた / Credit:Canva
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5年以上培養したヒト「ミニ脳」はバラバラにしても過ごした時間を覚えていた (3/3)

2026.08.25 22:00:58 Tuesday

前ページバラバラにしても、細胞は年齢を忘れなかった

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手が届かなかった「生まれた後」へ

手が届かなかった「生まれた後」へ
手が届かなかった「生まれた後」へ / Credit:Human brain organoids record the passage of time over multiple years

ヒトの脳の成熟のうち、生まれた後に進む十数年は、これまで細胞のレベルでは観察のしようがない領域でした。

その空白へ踏み込むための足場を、この研究が初めて用意しました。

支えになったのが、あの培養液です。

神経細胞を年単位で健康なまま保てると分かったことで、この先さらに長く、さらに詳しく発達を追える見通しが立ちました。

もう一つの手がかりが、古い細胞のふるまいです。

先に触れたとおり、ヒトの脳は早い段階で神経細胞の生産をやめてしまいます。

ところが古い細胞は、若い細胞からの信号を受けてその生産を再開しました。

打ち切られたはずの生産を再び動かすスイッチの正体が分かれば、神経細胞が失われていく病気の研究にも新しい道が開けます。

そして、年単位で育ち続けるミニ脳は、発達の途中でつまずきが生じるタイプの病気を追う土台にもなります。

「これらの組織モデルは、これまでにないほどの長寿命と生体に近い特性を備えているため、自閉症などの症状がどのように発症し、人生の後半でどのように進行していくのかをより深く掘り下げる機会が得られるでしょう」と、米国立精神衛生研究所(NIMH)所長代理のアンドレア・ベッケル=ミッチェナー氏は述べています。

アルロッタ氏も「胚がどのようにして徐々に複雑で成熟した脳を自然に構築していくのかについては、まだ解明すべきことがたくさんあります」また「これらの知見をオルガノイドに応用することで、出生後に起こるヒトの脳の成熟における、これまで未解明だった事象をモデル化することが可能になるでしょう」と述べています。

※なお研究室ではミニ脳が今も育ち続け7年に達したものもあるようです。

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5年以上培養したヒト「ミニ脳」はバラバラにしても過ごした時間を覚えていた (3/3)のコメント

ゲスト

なかなかグロい実験

ゲスト

…して…コロして…

    ゲスト

    「……ヒトの脳は早い段階で神経細胞の生産をやめてしまいます。ところが古い細胞は、若い細胞からの信号を受けてその生産を再開しました」

    これ凄い。もしかして脳を若返らせることごできる?? 老人ボケが治せる? 若細胞の信号人為合成できなくとも、自分の細胞で脳幹細胞作れたら自分のままよね?

ゲスト

正直、年単位で培養したら廃棄するの相当きつそう。俺なら捨てられないな・・・

ゲスト

可愛くて仕方ないだろうなぁ…
しかも、すくすく育ってるなんて

ゲスト

自分の幹細胞から脳細胞を培養して注入すれば脳認知症の改善も期待できるのかな?

ねいごす

まさかの世界ですね~
まさか ホントにこんな事が
オーノー 7年生きてるのも居る
その脳🧠は 夢を見るんでしょうか

ゲスト

何十年も培養し続ければ意識が生まれたりするんだろうか?

時々読んでるひと

Natureに掲載される論文はレベチね

ゲスト

心音さえも無い全くの「無」の世界で延々と生かされ続ける・・
まあ最初から「世界」を知らなきゃそれが当たり前なのか

ゲスト

人体でのテストが難しく、他の動物とは異次元レベルに複雑高等な人間の脳に対する様々な怪我や病気の治療に役立つ素晴らしい研究だ。

ゲスト

知能レベルはどんなもんなんやろ。

ゲスト

こういうのに魂が宿るとしたら動物と同じものなのか、はたまた付喪神?

語り継がれる擬態ジェイムズ・ウェッブ

私の脳がボケ始める前に脳細胞再生させる技術とか完成してくれ
頼むぞ

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