毎日30分、決まった時間と場所で心配してもらった

実験には、心配の強さを測るテストで高い点を出した大学生53人が参加し、最終的に46人のデータが解析されました。
その平均点は、心配が止まらなくなる病気(全般性不安障害)と診断された患者と肩を並べる水準でした。
参加者は23人ずつ2つのグループに分けられ、2週間それぞれ別の訓練に取り組みました。
一方のグループは、毎日同じ時間・同じ場所で30分間、できるだけ集中して心配し、可能なら解決策まで考えること。
それ以外の時間に心配が浮かんだら「これは心配タイムで考えよう」と先送りして、目の前のことに注意を戻すこと。
もう一方の比較グループへの指示は「心配を我慢すると逆に増えてしまうので、浮かんだらその場で存分に心配してください」というものでした。
こうすることで「時間と場所を決める場合」と「時間と場所を決めない場合」を比べられます。
2週間後、はっきりと結果がみえてきました。
心配の強さの下がり幅は決める側が大きくなっていたのです。
(※決めない側も多少は下がったものの及びませんでした)
また研究では「ここまで下がれば大きく改善したと言える」という線を決めて、そのラインを超えた割合を比較しました。
すると決める側は65%、決めない側は30%で、2倍以上の開きがつきました。
一方、不安の点数(心配とは別)でも、決める側においてほぼ半分まで低下したものの、決めない側ではほとんど動いていませんでした。
さらに本人が感じる不眠の重さも、決める側で4割ほど減りましたが、決めない側は同じままでした。































