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出会い方で結婚満足度は異なるのか? / Credit:Canva
psychology

「紹介」ではなく「自分で見つけた」人は、結婚後の幸福度が高い傾向

2026.01.05 06:30:31 Monday

パートナーとの出会い方は実にさまざまです。

職場や学校が同じで、日々のやり取りの中から自然と惹かれ合った人もいれば、親族や知人から紹介されて交際が始まった人もいるでしょう。

近年では、マッチングアプリや婚活イベントを通じて相手と出会うケースも珍しくありません。

では、こうした「出会い方の違い」は、結婚したあとの幸福度に影響を与えるのでしょうか。

この素朴でありながら重要な問いに、大規模な社会調査データを用いて答えようとしたのが、中国の西安工程大学(XPU)の研究です。

この研究では、配偶者とどのように出会ったのかという点に着目し、その違いが結婚後の満足度とどのように関係しているのかが、10年分の追跡データを用いて詳しく分析されました。

研究成果は、2025年10月27日付で学術誌『Critical Humanistic Social Theory』に掲載されています。

Marriages are happier when partners find each other without intermediaries, study suggests https://www.psypost.org/marriages-are-happier-when-partners-find-each-other-without-intermediaries-study-suggests/
The Impact of Mate Selection Methods on Marital Satisfaction https://doi.org/10.62177/chst.v2i4.825

結婚相手を自分で見つけて選んだ人は、結婚満足度が高い

この研究の背景には、結婚のあり方が社会の変化とともに大きく変わってきたという歴史があります。

かつて多くの社会では、結婚は個人の恋愛感情よりも、家族や親族、地域社会の意向を重視して成立してきました。

結婚は経済的、社会的、あるいは政治的な役割を果たすものと考えられ、恋愛感情は結婚後に育てるものだと捉えられることも少なくありませんでした。

しかし、産業化や都市化が進むにつれて、人々は職場や学校、社交の場を通じて、自分自身でパートナーを選ぶ自由を次第に獲得していきます。

現代では、結婚相手の選択において、社会的義務よりも、愛情や心理的な相性が重視されるようになりました。

こうした変化の中で、出会い方の違いが結婚後の満足度と関係しているのかどうかは、実証的に検証された例は多くありませんでした。

そこで研究チームは、この疑問に答えるために、大規模な縦断データを用いて出会い方と結婚満足度の関係を詳しく調べました。

研究に用いられたのは、2010年から2020年にかけて実施された大規模な社会調査です。

この調査は、中国25地域の家庭や個人を長期的に追跡しており、本研究ではその中から結婚している人12,883人のデータが分析対象となりました。

研究者は、配偶者との出会い方を2種類に分類しました。

1つは、学校や職場、日常生活の中で自然に知り合ったり、結婚を目的としないSNSなどを通じて自分たち自身で関係を築いた「自発的な出会い」です。

もう1つは、親族や友人による紹介、結婚相談所、婚活イベント、結婚を目的としたオンラインサービスなど、第三者や制度が関与して相手と引き合わされた「非自発的な出会い」です。

結婚満足度については、「現在の結婚または同居関係にどの程度満足しているか」という質問への5段階評価が用いられました。

さらに、年齢、学歴、収入、健康状態、子どもの有無、配偶者の学歴や年齢など、多くの要因を統計的に調整した上で分析が行われています。

その結果、自発的な出会いによって結婚した人は、紹介などによる非自発的な出会いを経験した人に比べて、結婚満足度が高い傾向にあることが示されました。

この傾向は、さまざまな条件を考慮した後でも確認されており、単なる年齢差や収入差だけでは説明できない関係であることが分かっています。

では、その詳細については、次項で見ていきます。

次ページ友人の紹介で結婚した人は、親族の紹介よりも幸福度が高い傾向

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