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出会い方で結婚満足度は異なるのか? / Credit:Canva
psychology

「紹介」ではなく「自分で見つけた」人は、結婚後の幸福度が高い傾向 (2/2)

2026.01.05 06:30:31 Monday

前ページ結婚相手を自分で見つけて選んだ人は、結婚満足度が高い

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友人の紹介で結婚した人は、親族の紹介よりも幸福度が高い傾向

研究では、出会い方をさらに細かく分けた分析も行われました。

その中で特に注目されたのが、誰が仲介したのかという点です。

分析の結果、親族による紹介で結婚した人は、友人による紹介で結婚した人よりも、結婚満足度が低い傾向にあることが示されました。

研究者は、親族は本人の日常的な価値観や感情面を十分に把握していない場合が多く、家柄や安定性など条件面を重視した紹介になりやすいため、感情的な相性が後回しになってしまう可能性があると考えています。

その結果、結婚後になって感情面や価値観のズレが表面化しやすくなる可能性があるのです。

また、オンラインでの出会いについても興味深い結果が得られました。

たとえ自発的な出会いに分類される場合であっても、SNSなどオンライン上で知り合ったカップルは、学校や職場などオフラインで自然に出会ったカップルよりも、結婚満足度が低い傾向にありました。

これは、同じ空間で過ごす時間が限られることや、相手に対する理解が断片的になりやすいこと、さらには理想化されたイメージが先行しやすいことが影響している可能性があると考えられています。

研究者は、こうした結果について、出会い方そのものが幸福を直接決定するというよりも、関係がどのようなプロセスで築かれたかが重要だと説明しています。

自発的な出会いでは、日常生活の中で徐々に相手を理解し、欠点も含めて受け入れる時間が確保されやすくなります。

そのため、結婚後に生じる意見の違いや衝突に対しても、柔軟に対応しやすくなると考えられます。

一方で、紹介による出会いでは、短期間で判断が行われ、条件面が前面に出やすくなるため、結婚後に価値観や感情面のズレが顕在化しやすくなる可能性があるのです。

この研究には明確な限界もあります。

観察データに基づく分析であるため、出会い方が結婚満足度を直接高めたという因果関係を示すことはできません。

研究者自身も、出会い方はその人の恋愛観や対人行動の傾向を反映している可能性が高いと慎重に述べています。

主体的に相手を選ぶ人は、結婚後も関係を主体的に築こうとする傾向があり、その姿勢が満足度の差として表れているのかもしれません。

今後は、こうした行動特性や価値観をより詳しく測定し、結婚生活の中でどのように影響していくのかを追跡する研究が期待されます。

結婚の幸福は、偶然や運だけで決まるものではありません。

その始まり方には、私たち自身の人との向き合い方が、反映されているのかもしれません。

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