自覚だけの診断は、行き違いと見逃しを生む

実際は眠れているのに「眠れない」と感じていれば、不要な治療を受けかねません。
反対に自覚がなければ、重い睡眠障害の予兆を見逃す恐れがあります。
自宅での脳波測定は初日の影響(初夜効果)が小さく、複数夜を重ねれば客観的な不眠の検出を良くできるといいます。
研究チームは、脳波に基づく健診や助言が睡眠習慣の改善と睡眠障害の早期発見に役立つ可能性があるとみています。
ただし、この研究でいう客観的な不眠は脳波だけで定義したもので、自覚症状に基づく通常の不眠症の定義とは大きく違います。
対象も睡眠健診の受診者だけ。治療中の人は含まれていません。
「よく眠れた」という感覚と、脳が実際に休めたかどうかは、別の物差しで測るものなのかもしれません。
昼休みの5分の居眠りは、体からの正直な申告だったのかもしれません。
























