新種カイラサウルスは、仲間とどこが違っていたのか?

まず目を引くのが、その体の大きさです。
熱河生物群のテリジノサウルス類で2番目に大きいのはベイピャオサウルスですが、カイラサウルスはそれと比べても少なくとも1.6倍の大きさがありました。
報道によると、体重は250ポンド(約113キロ)から600ポンド(約272キロ)超と見積もられ、大人のオスのグリズリーに近い重さです。
全長は12フィート(約3.7メートル)近くあり、小さな引っ越しトラックほどの長さだったといいます。
しかもこれは成長途中の若い個体なので、大人になればさらに大きかった可能性があります。
もう1つの大きな特徴が、口の中です。
カイラサウルスのあごには、とても小さな歯がぎっしりと詰まって並んでいました。
報道によれば、歯は下あごに45本、上あごに32本あり、下あごが大きく前に出た受け口だったそうです。
ほかの大型のテリジノサウルス類では、上下どちらのあごでも歯は40本を超えなかったとされ、この数はかなり多い部類です。
さらに下あごの横には三角形の穴が、上あごの鼻先近くには大きな穴が開いていましたが、これらが何の役に立っていたのかは分かっていません。
このほか、首の骨が背中の骨よりずっと長いことや、手の爪の1つに上へ張り出した「くちびる」のような部分があることも含め、ほかの種には見られない特徴の組み合わせを持っていました。
研究チームは、比べる特徴と種の数を増やしたデータを使い、この新種が恐竜の家系図のどこに入るのかも調べ直しました。
その結果、テリジノサウルス類の中の「テリジノサウルス科」というグループが、手の爪の形の違いによって2つの小グループに分かれることが、暫定的に示されました。
あわせて、ベイピャオサウルスを見分けるための特徴の定義も見直されています。
では、この大きな体と歯の多いあごで、カイラサウルスはどのように暮らしていたのでしょうか。






















