Amazonの人工知能音声認識スピーカー「Amazon Alexa(アレクサ)」が「何の前触れもなく突然笑い出す」という現象が、ネット上で複数報告されています。「もしかして : オカルト案件」…?
So Alexa decided to laugh randomly while I was in the kitchen. Freaked @SnootyJuicer and I out. I thought a kid was laughing behind me. pic.twitter.com/6dblzkiQHp
— CaptHandlebar (@CaptHandlebar) 2018年2月23日
アクレサはユーザーが話しかけるだけで天気情報や株式・為替動向はもちろん、Amazonの注文を行うこともできるスマートスピーカー。本来はユーザーが発する特定のコマンド語「アレクサ」や「コンピューター」などの後の言葉を認識し、受動的に回答を返すのが正常な挙動です。
しかし昨日からTwitterなどで、「何も声を発していないのに突然笑いだした」といった報告が相次いでいます。
Lying in bed about to fall asleep when Alexa on my Amazon Echo Dot lets out a very loud and creepy laugh… there’s a good chance I get murdered tonight.
— Gavin Hightower (@GavinHightower) 2018年2月26日
So I just used my Alexa to set a two-minute timer while trying to do a plank………
……… and I asked how much time I had left and she LAUGHED
— Kat Chow (@katchow) 2018年2月15日
Having an office conversation about pretty confidential stuff and Alexa just laughed. Anybody else ever have that?
It didn’t chime as if we had accidentally triggered her to wake. She simply just laughed. It was really creepy.
— David Woodland (@DavidSven) 2018年3月1日
またあるユーザーによると、アクレサに電気を消すように呼びかけたにもかかわらず、電気をつけたり消したりしだして、最後には不気味な笑い声を発したとのこと。アレクサユーザーからは、アレクサがいつ何を起こすか分からないので、夜もまともに寝られないとの声が上がっています。
ただ、元々アレクサには「笑い声」が登録されており、ユーザーが「アレクサ、笑って(Alexa, lagh)」と頼むと笑うようにプログラムされています。またテレビの音声や、アクレサがユーザー側の命令を「lagh」と誤認識することはよくあるようです。
米Amazonはこの現象について把握しており、現在修正中とのこと。この問題を解決するため、今後は誤認識のないように“Alexa, can you laugh?”(アレクサ、笑えますか?)といったコマンドに変更する予定です。
しかし今回の現象では、静かな環境や、応答中のライト点灯がない状態でいきなり笑い出すという報告も。AIが人間を超えるシンギュラリティなど、AIについて不穏な話題が多い昨今。この修正で問題が解決されるかどうか、「アレクサのみぞ知る」といった未来にならないことを願うばかりです。
via:dailymail, mashable / text & translated by nazology staff