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オカルト?人工知能「Alexa」が突然笑い出す現象が相次ぐ

2018.03.08 Thursday

Credit: amazon

Amazonの人工知能音声認識スピーカー「Amazon Alexa(アレクサ)」が「何の前触れもなく突然笑い出す」という現象が、ネット上で複数報告されています。「もしかして : オカルト案件」…?

アクレサはユーザーが話しかけるだけで天気情報や株式・為替動向はもちろん、Amazonの注文を行うこともできるスマートスピーカー。本来はユーザーが発する特定のコマンド語「アレクサ」や「コンピューター」などの後の言葉を認識し、受動的に回答を返すのが正常な挙動です。

しかし昨日からTwitterなどで、「何も声を発していないのに突然笑いだした」といった報告が相次いでいます。

「ベッドに横になって今にも眠ろうとしてたら、Alexaが気味悪い笑い声上げだした…。今夜無事に生きていられるのだろうか…」

「体幹の筋トレしようとして、Alexaに2分のタイマーをお願いしたの…途中でどれくらい時間経ったか聞いたら、Alexaが突然笑いだしたんだけど…」

「会社の重要な機密事項について話していたら、突然Alexaが笑いだした。こんなことってあるの?Alexaを起動した時のような音はしなかったし。Alexaはただ笑ってたんだよ。ほんと不気味だった」

またあるユーザーによると、アクレサに電気を消すように呼びかけたにもかかわらず、電気をつけたり消したりしだして、最後には不気味な笑い声を発したとのこと。アレクサユーザーからは、アレクサがいつ何を起こすか分からないので、夜もまともに寝られないとの声が上がっています。

ただ、元々アレクサには「笑い声」が登録されており、ユーザーが「アレクサ、笑って(Alexa, lagh)」と頼むと笑うようにプログラムされています。またテレビの音声や、アクレサがユーザー側の命令を「lagh」と誤認識することはよくあるようです。

米Amazonはこの現象について把握しており、現在修正中とのこと。この問題を解決するため、今後は誤認識のないように“Alexa, can you laugh?”(アレクサ、笑えますか?)といったコマンドに変更する予定です。

しかし今回の現象では、静かな環境や、応答中のライト点灯がない状態でいきなり笑い出すという報告も。AIが人間を超えるシンギュラリティなど、AIについて不穏な話題が多い昨今。この修正で問題が解決されるかどうか、「アレクサのみぞ知る」といった未来にならないことを願うばかりです。

via:dailymail, mashable / text & translated by nazology staff

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