信仰が増えすぎると「法律は1つ」の大原則も崩壊!?
さらに、民主主義社会において自らの信仰を明らかにする権利は、宗教と違って、部分的に認められたり、別の流派として認められたりすべきものではない。ところが、ビーガニズムを含むさまざまな信仰は、次々と新しい主義や考え方が生まれる状況の中、亜種が無尽蔵に増殖する危険性と常に隣り合わせだ。
保護されるべき信仰があまりにも増えすぎると、ある信仰は特に重要視され、ある信仰は見向きもされないという気風が生まれかねない。そうなると、法律は1つだという大原則さえもが、もはや成り立たなくなるかもしれない。
そこで私たちは、信仰としてのビーガニズムの保護は「一部の人に対する特別措置として行われるべきか?」、それとも「すべての人々に公平に行われるべきか?」という、哲学の究極的問いに行き着くのである。この問いへの回答は、簡単に導き出せるものではなさそうだ。
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reference: the conversation / written by まりえってぃ