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イモリの目=マスタード。魔女がつくるヤバい料理レシピに隠された真実 (2/2)

2019.06.29 Saturday

前ページ『マクベス』の恐ろしい魔女レシピ

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魔女なりの配慮?材料名は植物の言い換えだった

では彼女らが実際つくっていたものは何だったのだろうか。

グロテスクな「魔女レシピ」には、実は魔女ならではの気遣いが隠されていた。

魔女レシピに記載されている材料名はすべてハーブや花などを言い換えたものなのだ。

その翻訳リストの一部(『マクベス』に登場する材料)がこちら。

イモリの目(Eye of newt)=カラシナの種(mustard seed)

カエルの足先(Toe of frog)=キンポウゲ(buttercup)

コウモリの毛(Wool of bat)=ヒイラギの葉(holly leaves)

犬の舌(Tongue of dog)=オオルリソウ(houndstongue)

ヘビの二つに割れた舌(Adders fork)=ハナヤスリ(adders tongue)

目の見えない虫の毒針(Blind-worm)=アシナシイモリ(blindworm)※これだけは本当らしい

このように約1つを除いて、あとはすべて身の回りにある植物となっている。

カラシナの種なんて、ホットドッグ用マスタードに入っているツブツブだ。これなら私たちは日常的に「イモリの目」を食べていることになってしまう。

ちなみに黒魔術界でのカラシナの種は、争いや混乱、不和などを起こす力を持っているという。

しかしなぜ彼女らは、こんな回りくどいことをしていたのだろうか?

どうやらこれは、一般の人々が黒呪術に手を出し、安易に真似たり習ってしまうのを防ぐための予防策だったそうだ。

そのような理由から実在の魔女たちは、植物の一覧すべてに薄気味の悪い名称を与えていたのだ。

もしかしたら「ねるねるねるね」も、「ホンモノ」のカモフラージュレシピだったりして…。

ピラミッドの謎をミニチュアで再現して解明しようとした男性

reference: howstuffworks / written by くらのすけ

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