選択行動にネガティブな感情を伴う評価起因型
研究チームは、個人が本来持っている意思決定スタイルから、意思決定を下す際に感じる苦悩の度合いを予測できるかどうかを調べるため、5つの実験を行いました。ここではその一部を紹介しますが、1つはクリスマスシーズンの前に「友人の1人へ贈るプレゼントをカタログから選ぶ」というタスクを、被験者に課すというものです。
評価起因型・運動起因型のどちらであるかを判断するため、被験者はアンケートに回答しました。また、被験者はプレゼントを選ぶ時に感じたネガティブまたはポジティブな感情の度合いを回答し、それがどの程度困難だったかを評価します。
その結果、評価起因型の人は、プレゼントを選択する際にネガティブな感情を抱きがちで、運動起因型の人よりも選択を困難に感じる度合いが高いことが判明しました。