お顔がルネッサンスになってしまうアプリ「AI Portraits Ars」が、アメリカ・MIT(マサチューセッツ工科大学)とIBMの共同研究チームによって開発されました。
顔写真をルネッサンス風の肖像画に自動で変換してくれるもので、あの有名なミケランジェロやボッティチェリに似顔絵を描いてもらう気分が味わえます。
からくりはAIの学習装置
研究チームは「敵対的生成ネットワーク(GANs)」というAIの学習装置を用いて、ルネッサンス初期から現代における約4万5千点の肖像画をAIに学習させました。それにより実写の顔を古典絵画風に変換する技術が可能になったとのこと。
アプリをダウンロードするだけで誰でも簡単に使用することができるので、ぜひお試しあれ。
https://aiportraits.com/
使い方もカンタン。
ダウンロードしたアプリを開いて「Click me(クリック・ミー)」というボタンを押し、あとは自撮りモードにして自分の顔を撮影するだけで、ルネッサンス風に自動変換してくれます。
古典芸術家のタッチには様々なバージョンがありますが、その中からAIがランダムに選択してくれるようです。
こちらでは選択できないため、何度も試していればお気に入りの一枚が見つかるかもしれません。完成した写真はダウンロードして保存可能なので、お気に入りの一枚をアイコンにするのもありですね。
それから歯を思いっきり見せたり、砕けすぎた笑顔はうまく変換されないようです。これはルネッサンス期の芸術家が大仰な表情を描くことがなかったため、変換データとして認識できないのだとか。
なのでアプリを試す際は、なるべくアルカイックスマイルで撮影してみましょう。