カシオペヤ座から探す効率的な方法
そこで筆者の場合、カシオペヤ座とぎょしゃ座の1等星、カペラを目印にしています。
カシオペヤ座は秋だと北の空の高い位置に見え、アルファベットの「W」に似た特徴的な星並びを持っています。まず間違える人はいないでしょう。
北東のほうを向くと、カシオペヤ座の「W」の端にある一番暗い星の隣に「ルクバー」という星があるので、右方向に見ていきます(南の方角に向かう)。
今の時期は20時頃には冬を代表する星座のひとつ、ぎょしゃ座の1等星、カペラが東の空に明るく昇ってきています。そこで、カペラの真上に向かって見ていくと、アルゴルがあります。
筆者の住んでいる東京23区内だと、実際はこんな感じにしか見えません。
カシオペヤ座の右のほうからカペラの上のほうを見ていると、斜めに2つ並ぶ星があるな…と把握できればOKです。カシオペヤ座寄りの左がペルセウス座のα星(もっとも明るい星)ミルファクで、右がアルゴルです。
11月14日現在、20時頃は西のほうに夏の星座、南~天頂に秋の星座、東の空に冬の星座がのぼってきています。秋の星座は暗い星ばかりなので、西から東へ見渡した際、暗い秋のゾーンを超えて東に輝くカペラは目立つので良い目印になります。