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2大「変光星」は秋冬が絶好の観測チャンス!都会での見つけ方も教えるよ (9/9)

2019.11.16 Saturday

前ページくじら座とミラの探し方

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観測と撮影をしてみた

デネブカイトスにカメラを向け、写真をとってみたところ、肉眼ではわからなかったくじら座の全容が見えてきました(サーチライトの光が少々邪魔ですが)。

画像
Credit: ofugutan 右下にある明るい星がデネブカイトス。先ほどの国立天文台の画像から、ミラを探してみよう。

都会で明るすぎて星が見えない場合は、このようにシャッター速度やISOを調節して、カメラに目の代わりになってもらうのは、ひとつの手かもしれません。

しかし撮影した11月5日の時点では、ミラは肉眼で見えるような明るさになっていませんでし、13日にも肉眼ではわかりませんでした。

極大予定日が17日といえど、ピッタリの日になるわけではなく、数日から数週間ずれるのも珍しくないそう。また、そのときどきで明るさも安定しているわけではないので、2等星まで明るくなるときもあれば、4等星でとどまるときもあるそうです。

ただ、うまくいけば化け物クジラの心臓に出現する怪しく赤い星は、印象的に目に映るのではないでしょうか。双眼鏡を用意しておくと、より良いですね。

なお、17日の観測は、20時頃が狙い目です。月が昇る前なので月明りに邪魔されず、くじら座も探しやすい位置にあります。まだ極大になっていない場合、月の出がだんだん遅くなり、観測条件は日ごとに良くなるので、気長に楽しみましょう。

これがあればOK! 木星のガリレオ衛星が見られる双眼鏡スペックと機材を紹介

Reference: Medium.com, Bob Moler’s Ephemeris Blog(1, 2), 国立天文台 / written by ofugutan

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