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2大「変光星」は秋冬が絶好の観測チャンス!都会での見つけ方も教えるよ (2/9)

2019.11.16 Saturday

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ペルセウス座とアルゴルの探し方

アルゴルは肉眼で見えるものの、都会の空は明るすぎて「星座の形」で星を結ぶことはできません。東京23区内だと1等星と2等星が普通に見える星、天候が良いときに何とか3等星が見える程度で、星座観察には超ハードモードな環境です。

ペルセウス座は一般的に秋の星座の中心的な存在、「ぺガススの四辺形」からアンドロメダ座をたどって探すのがセオリーとなっています。でも、都会ではかなり難しいと思うんです。

「ペガススの四辺形」は、翼の生えた馬、ペガサス座の胴体にあたる四角形の星並びとなります。

画像
Credit: Bob Moler’s Ephemeris Blog 右からペガスス座、アンドロメダ座、ペルセウス座。先ほどのイラストとペルセウスの絵が異なるが、こうでないといけない決まりはない。

夏の星座や冬の星座は、「夏の大三角」「冬の大三角」が目印となります。ところが、明るい1等星だけで構成されるそれらと異なり、「ペガススの四辺形」を構成する3つの星は2等星で、1つは3等星

しかも、「ペガススの四辺形」は「夏の大三角」や「冬の大三角」よりも小さいです。そのうえ、三角形よりも四角形のほうが、昇りかけと天頂にあるときと、沈みかけのときで形が違って見えます

さらに月の近くにあると明るすぎて3等星が見えにくく、四角形に見えないことも。

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