アルゴルはなぜ明るさが変わるの?
アルゴルは、だいたい2.87日の周期で、2.12~3.39等星の範囲を変光すると言われています。3日ほどで変光するのでチャンスが多いうえに、2等星から3等星は肉眼でもわかるので、観測には打ってつけです。
星の明るさはなぜ変わるのでしょうか。実は変光のタイプは複数あり、アルゴルは「食変光星」というタイプ。メインとなる星(主星)の外側をサブとなる星(伴星)が周っています。地球から見て主星の前面を伴星が通りかかると光が遮られ、明るさが低下して暗く見えます。伴星が再び通り過ぎると、もとの明るさに戻るということです。