ミラの変光の仕組みはアルゴルと違う
くじら座の変光星、ミラはくじらの心臓のあたりに位置します。アルゴルと異なり、2.0等星と10.1等星の間を約332日の周期で変光します。等級から考えると、肉眼で見えたり見えなくなったりするわけですね。
ミラは脈動変光星というタイプの変光星で、アルゴルとは変光する仕組みが異なります。星自体が収縮を繰り返すことで明るさが変わるのですが、星がもっとも収縮したときに高温となり、明るさが極大になります。
変光の周期が約1年で長いのですが、今回は極大のタイミングがちょうど観測しやすい秋となり、チャンスです。