- 磁石を使った振り子は予測できない動きをする
- 磁石振り子の動きは「カオス現象」を表わしている
通常の振り子の動きを予想するのは簡単でしょう。誰もが「おもりは同じ軌道上を何度も往復し、次第に止まる」という動きを予想できます。
しかし、単純な振り子でも、少しの要因を加えるだけで複雑な動きをするようになり、人間には予測不可能になります。
Vloggerのマークハック氏は、磁石振り子を作成しました。磁石振り子は通常の振り子の往復運動とは異なり、予想できない動きをします。
この動画は「laughingsquid」で紹介されました。
https://laughingsquid.com/what-is-laughing-squid/
磁石振り子は予測できない動きをする
磁石振り子は、鉄球のおもりと、設置された複数の磁石で作られます。設置する磁石はどれも同じ極同士にします。
1つの磁石だけであれば、磁場は下図のようになります。鉄球には単純な力しか働かないので、動きを予想しやすいでしょう。
しかし、複数の磁石がランダムに設置されると、磁場は下図のようになります。鉄球に働く力は、場所によって大きく異なります。
いくつかの磁石による干渉が、振り子に不思議な動きをさせるのです。