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Credit:Generated by OpenAI’s DALL·E,ナゾロジー編集部
history archeology

中世のカルト教団が使った「地下回廊」をドイツで発見か

2026.02.16 07:00:13 Monday

ドイツで、石器時代の墓の内部から中世に掘られた可能性のある地下回廊が見つかりました。

しかもその用途は、隠れ家、あるいは宗教的儀式の場だった可能性があるといいます。

数千年前の墓の内部に、さらに数千年後の人々がひそかに通路を掘る。

時間を越えて重なったこの奇妙な構造は、いったい何を物語っているのでしょうか。

Subterranean tunnel, possibly used for medieval cult rituals, discovered in Stone Age tomb in Germany https://www.livescience.com/archaeology/subterranean-tunnel-possibly-used-for-medieval-cult-rituals-discovered-in-stone-age-tomb-in-germany Spätmittelalterliches Versteck im jungsteinzeitlichen Grabengeviert – Erdstall bei Reinstedt, Landkreis Harz, entdeckt https://www.lda-lsa.de/presse-und-oeffentlichkeitsarbeit/presseinformationen/29126-reinstedt-erdstall

石器時代の墓に「後から」掘られた地下通路

発見があったのは、ドイツのザクセン=アンハルト州ハルツ郡ラインシュテット。

調査を行ったのは州立文化財保護・考古学局(LDA)です。

2025年末、風力発電施設建設に先立つ発掘調査のなかで、研究者たちは紀元前4千年紀のバールベルク文化に属する台形溝を確認しました。

さらに紀元前3千年紀の新石器時代末期とみられる埋葬や、紀元前2千年紀の青銅器時代の墳丘墓の痕跡も見つかりました。

ところがその台形溝の一部に、長さ約2メートル、幅最大75センチほどの楕円形の穴が確認されます。

当初は墓と考えられましたが、掘り進めるとそれは地下へと続く通路でした。

この構造はドイツ語で「エルドシュタル(Erdstall)」と呼ばれる人工地下通路です。

【発見された地下回廊を含む画像の一覧はこちらから】

黄土層を掘って造られた細い回廊で、地域によっては数百例が知られています。多くは中世に造られたと考えられていますが、その用途ははっきりしていません。

今回の通路は、新石器時代の溝を横切る形で掘られており、つまり石器時代の遺構がすでに存在していた場所に、後世の人間が意図的に穴を掘ったことになります。

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