FPSなどのシューティングゲームで、よくマニアックな武器として登場する「クロスボウ」。
日本ではあまり実物を見ることはありませんが、その最新版が現在アメリカで話題になっています。
米ニューヨークに本社を置くCENTER POINT ARCHERYはクロスボウ「Sniper Elite 370」を発売中。名前の数字が示すように、秒速370フィート(約時速400 km)で矢を射出できます。
アサルトライフルのような見た目をしたクロスボウが、過去に何個か発売されていますが、時速400 kmで矢を射出するものはありませんでした。
さらに、最速のクロスボウSniper Elite 370には、速さ以外にも「最強」な部分があるようです。
最速のステルスショット
狩猟の手法として猟銃が普及している現代で、あえて弓を使うメリットは音が出ない点にあります。
発砲音で動物に逃げられてしまうことを考えれば狩猟での射撃はクロスボウの方が有利。そして、最速のクロスボウSniper Elite 370はその静音性も優秀です。
ちなみに、日本ではクロスボウを所持することは禁じられていませんが、狩猟で用いることは法律で禁じられているので、ご注意ください。
Sniper Elite 370がどのように静音性を高めているのかというと、矢の射出音の原因である弦と弓の振動を抑えているようです。
下図のように弦の振動を止めるストッパーなどが組み込まれています。