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ナノファイバー繊維は強固な繊維で対弾性を確保し繊維間の空気で断熱性を確保している/Credit:Matter
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銃弾と高熱から兵士を守る多機能ナノファイバーが作られる! 「わたあめ製造機」に強度のヒントがあった (4/4)

2020.07.01 Wednesday

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わたあめの製造原理も軍事技術になる

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ノウハウと技術に加えて軍事技術化への強い動機がなければならない/Credit:depositphotos

今回の実験結果によって、わたあめ製造機のような身近な製造原理からでも、貴重な軍事技術がうまれることがわかりました。

ハーバード大学の技術開発局は、この技術の特許を申請しており、商業化を積極的に推進しています。

日本は、わたあめ製造機のノウハウも、アラミド繊維を作る技術も持っていましたが、今回の研究のような軍事技術化には及びませんでした。

それが幸せなことなのか、不幸なことなのかは個人によって判断が別れるかもしれませんね。

研究内容はハーバード大学のグラント・M・ゴンザレスらによってまとめられ、6月29日に学術雑誌「Matter」に掲載されました。

para-Aramid Fiber Sheets for Simultaneous Mechanical and Thermal Protection in Extreme Environments
https://www.cell.com/matter/fulltext/S2590-2385(20)30291-5

https://nazology.kusuguru.co.jp/archives/61936

reference: sciencedaily / written by katsu
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