摩擦がなくても摩擦熱は生じていた?
摩擦抵抗消失の謎を解くために、アウティ氏らはまず最初に温度変化に着目しました。
実験環境は極低温状態にあるために、もしヘリウム3とワイヤーの間に摩擦熱が生じていれば、比較的容易に変化を観察できるからです。
結果、摩擦抵抗がないにもかかわらず、ヘリウム3の内部で移動するワイヤーは僅かな熱を発していたことが確認されました。
しかし、これは奇妙です。
実験結果が事実ならば、摩擦抵抗がないのに摩擦熱だけは生じていることになってしまいます。
Amazonお買い得品ランキング
量子論のニュースquantum news
もっと見る因果律崩壊?光が原子雲に入る前に原子雲から出ていくのを観測
量子もつれの伝達速度の限界を解明することに成功!
量子電池は充電量を超えたエネルギーを放出できる
クマムシを「量子もつれ」状態にすることに成功!
光を圧縮していくと”存在確率が重なって逆に圧力が下がる”現象を確認
注目の科学ニュースpick up !!
中世ヨーロッパには王子の代わりに体罰を受ける「鞭打ち少年」が存在した!
「半分の卵が死亡する」イモリの200年にわたる致死システムの謎がついに解明
光が光を遮り「光の影」を作ることに成功!影を再定義する研究結果