ポーズをとるだけでカスタムメイド可能
さらにpoimoには「簡単にカスタムメイド」できるという利点があります。
研究チームはpoimoの開発と同時に、ユーザーが自分の身長や姿勢に合わせてpoimoをデザインできる専用ソフトウェアも開発したのです。
しかもこのカスタマイズ方法は、ユーザーがポーズをとるだけで良いとのこと。
例えば、電動バイク型のpoimoを設計したい場合、まずユーザーは椅子などを利用して「バイクに乗るポーズ」をとります。
するとソフトウェアがそのポーズから3次元情報を読み取り、ユーザーにピッタリの大きさや形状の乗り物を自動的に設計・提案してくれるのです。
ユーザーは提案されたモデルに対し、ハンドルや座席の位置を微調整することでさらにカスタマイズできるようになっています。
このようにしてユーザーから得られた情報はソフトウェアによって最終調整が施され、そのまま発注可能なデータとして出力されます。
研究チームは実際にこの方法で、電動バイク型や手動車椅子型のpoimoを複数試作したとのこと。
ちなみに、電動バイク型poimoは小型ブラシレスモータとリチウムイオン電池で駆動し、最高速度6km/hで走行します。約1時間は走行可能であり総重量もわずか9kgとなっています。
今後、研究チームは実用化と普及に向けてさらなる軽量化、操作性と安全性の向上を目指します。
将来、多くの人が「自分だけのpoimo」を移動手段としているかもしれませんね。