基本的な道具「情報を集める・記憶する・学習する」
まず知能には基礎的な3つの能力「情報を集める・記憶する・学習する」が含まれます。
生きるためには、食物を見つけたり、それが食べても大丈夫なのか判断したりしなければいけません。
視覚や味覚によって情報を集める必要があるのです。
そして1度食べたものの安全性を覚えておくなら、生きるという課題を解決しやすくなります。
記憶することで同じ情報を再び集めなくてもよくなるのです。
さらに記憶を積み重ねたりまとめたりすることで、学習が可能になります。
例えば、木の実を取るためには、木登りを学習しなければいけません。
「どこに手をかけるのか。どこで力を入れるのか。自分の体重を支えられる枝の太さはどれくらいか」などの情報を試行錯誤するうちに記憶していき、それらをまとめることで、木登りができるようになるのです。