最優秀賞「3D Schröder Staircase」
栄光ある最優秀賞を獲得したのは、過去にも数々の賞を受賞した日本・東京大学名誉教授・明治大学教授の数学者、杉原 厚吉(すぎはら こうきち)氏です。
彼の作品は、古典的な錯視画像「シュレーダーの階段」が元になっています。こちらは2次元ですが、杉原氏は3次元のシュレーダーの階段を作り上げました。
左から右に下っていく階段ですが、180°回転させても同じように左から右に下る段差ができているように見えますね。
そのため階段の最上段に置いたオブジェクトが、半回転させるだけで最下段にあるように見えます。
2次元の錯視を3次元で見事に再現した、斬新かつ分かりやすい作品だと言えるでしょう。