車輪付き2足ロボット「Handle」の驚異的なバランス感覚
ダンス動画の最後に登場するのは、2つの車輪で自立する「Handle」と呼ばれるロボットです。
他のロボットのようにジャンプしたりステップを踏んだりすることはありませんが、車輪付きの足でバランスを保ちながら体を上下させたり回転させたりしています。
Handleは2017年に公開された全長2mの倉庫整理ロボットです。
頭部から伸びる大きなアームによって倉庫内の箱を移動させたり、トラックの荷下ろしを手伝ったりできます。
2019年に公開された動画から、Handleが実際に倉庫内で働く様子を確認できるでしょう。
アームは3mあり、15kgの重さまで運ぶことが可能。そのため人間のように手が届かずにバランスを崩してしまうことや、腰などを痛めてしまうこともありません。
さて、この斬新なダンス動画は3種類の異なるロボットが輪になって踊りながら終了します。
これまで多くの人にとって、繊細で生物のように滑らかに動くロボットの存在は、いわゆるロマンであり実用的なものではありませんでした。
しかしこの動画は、現在のロボット技術の進展をはっきりと示すものとなりました。しかも既に1種類は販売されています。
今後、動画に出てきたようなロボットが私たちの近くで実際に働くようになるのかもしれませんね。