ピンク色のスポーツドリンクは、運動パフォーマンスを向上させる
実験の結果、ピンク色のドリンクを選んだ参加者グループは、透明ドリンクを選んだグループよりも平均212m多く走り、平均速度が4.4%増加していました。
加えて、ピンク色を選んだ参加者たちは喜びの気持ちが高まり、ランニングをより楽しく続けられたとのこと。
またピンク色ドリンクの方がより甘く感じたようです。
一般的にピンク色の食べ物や飲み物は、強い甘さや糖質、砂糖を連想させます。
そのため研究チームはピンク着色が参加者たちにプラセボ効果を生み出したのではないかと予測しています。
今回の結果は色と運動パフォーマンスの関連を調査したものであり、今後のスポーツ科学における新しい道を開拓する可能性があります。
とはいえ、参加者10人だけの実験結果であることを考えるなら、規模をさらに大きくした調査が必要でしょう。
研究チームは今後、色によるプラセボ効果が糖質溶液で口をすすいだ時と同じ脳の活性化を引き起こしているか調査する予定です。