プラセボ効果で運動パフォーマンスが向上させる実験
人は栄養素を取り入れなくても、脳をだますことでパフォーマンスが向上する場合があります。
実際、以前の研究によると、糖質溶液で口をすすいで、飲み込まずに吐き出したとしても運動パフォーマンスが向上したとのこと。
これは口腔内で得られた糖質刺激が脳に影響を与えたためだと分かっています。
そこで研究チームは、別の角度から運動パフォーマンスを向上させられるか研究することにしました。
糖質刺激のないドリンクが色の違いによってプラセボ効果を引き出せるか実験したのです。
実験では、10人の参加者にランニングマシンで30分間、自分の設定した速度で走るよう求められました。
運動中、彼らは用意されているピンク色のスポーツドリンクか、透明のスポーツドリンクで口をすすぎました。
どちらのドリンクもノンカロリーであり糖質は含まれていませんが、人工甘味料によって甘く味付けされています。